じだれ

どはずれ [度外れ][名・形動]普通の程度をはるかに越えていること。

どわすれ [ど忘れ・度忘れ][名・自サ変]よく知っているはずのことを,ふと忘れて思い出せないこと。

のぞき [覗き]のぞくこと。また,その人。

のぞく [覗く・覘く] [自]物の一部分だけが外に現れ出る。「雲間から太陽が覗く」
[他]1.(相手に気づかれないように)物陰から見たりすき間を通して見たりする。のぞき見をする。2.高い所から身を乗り出して下を見る。のぞき込む。3.ある対象を見るために鏡や光学器械を使う。4.ひそかに見たり,ひそかにようすをうかがったりする。5.立ち寄ってちょっと見る。ひやかす。6.少しだけ知る。「宇宙の神秘を覗く」

のぞく [除く][他]1.取ってなくす。除去する。取り除く。2.その範囲に入れないようにする。除外する。3.邪魔者などを排斥する。排除する。

いろわけ [色分け][名・他サ変]色をつけて区別すること。性格・傾向・種類などによって区別すること。分類。

しきさい [色彩]色。いろどり。ある傾向・性質。

かねる [兼ねる][動][他]二つ以上の機能や性質をもつ。
《動詞の連用形に付いて》1.…することができない。…することが難しい。「御希望には添いかねます」 2.《打ち消しを伴って》…しない(…にならない)とは言い切れない。…する(…になる)かもしれない。「国際問題になりかねない」

けんこう [兼行][自サ変]1.休むことなく,急いで物事を行うこと。「昼夜兼行」 2.[他サ変]二つ以上の仕事を同時に行うこと。

けんこう [健康]1.体の状態。2.[形動]心身ともにすこやかで,元気なこと。3.[形動]考え方などにかたよりがなく,健全であること。

けんぎょう [兼業][名・他サ変]本業のほかに別の事業・仕事を兼ねて行うこと。また,その事業・仕事。

かねそなえる [兼ね備える][他]二つ以上のものを合わせ持つ。兼備する。

かねて [予て・兼ねて][副]以前からそうであるさま。かねがね。以前から。

けんよう [兼用][名・他サ変]一つのものを二つ以上の用途に使うこと。また,一つのものを二人以上で使うこと。

いろあせる [色褪せる][自]1.つやつやした色合いがなくなる。色がさめる。2.新鮮な趣をなくす。精気を失う。

あせる [焦る][自]1.思い通りにならないことに気がせいて,いらいらする。落ち着きや冷静さを失う。急(せ)く。2.[俗]ひどくあわてる。あわを食う。
[他]はやる気持ちで名誉や手柄を手に入れようとする。急ぐ。

あわてる [慌てる・周章てる][自]1.予期しない出来事に出会って,落ち着きを失う。また,その解決を急いで取り乱す。2.《「あわてて」の形で》急いで。

あわ [泡・沫]液体が気体を含んで丸くふくれたもの。あぶく。泡沫(ほうまつ)。水泡。うたかた。
[泡を食う]ひどくあわてる。
[泡を吹かす]人を驚かせたり苦しめたりする。一泡吹かせる。

あわ [粟]1.イネ科の一年草。2.恐怖や寒さのために肌に生じるあわ粒のようなぶつぶつ。

いろめく [色めく][自]1.色づいて,はなやかになる。2.色っぽくなる。なまめかしくなる。3.緊張して落ち着かなくなる。また,興奮して騒然となる。

いろめがね [色眼鏡]色のついたレンズやガラスをはめためがね。サングラスなど。

のぞきめがね [覗き眼鏡]底にガラスをはめ込んだ箱。水面から水中を見て魚介などをとるのに使う。箱めがね。

のぞきまど [覗き窓]外部または内部のようすをのぞいて見るために設けた小窓。

ドア戸。扉。

とびら [扉]1.開き戸の戸。ドア。2.書物の見返しや口絵の次に置く,書名・著者名などを記したページ。

どあい [度合い]物事の程度。ほどあい。

ばん [番]1.順序として割り当てられる位置。2.見張りをすること。「店の番をする」

バンク銀行。重要な物や情報を蓄えておく機関やシステム。
毎回のように使われるシーン
車体を傾けること。

ばんぐみ [番組]1.放送・演芸などの組み合わせや,その順序。また,それを書いた表。プログラム。2.番組の,それぞれの出し物・内容。
プログラム 予定 計画 手順 方法 段取り 内容 中身 実質 性質 気質

ぐみん [愚民]おろかな民衆。
「愚民政策(=支配者が権力を保つために,人民を政治に対する批判力をもたない無知の状態に置きとどめようとする政策)」

にわ [庭]1.家の敷地の中で,建物のたっていないところ。木や草花を植えたり,池や築山を設けたりする。2.あることが行われる場所。

にわか [俄][形動]1.物事が急に起こるさま。突然。2.《否定的表現を伴って》即座には。すぐには。「俄には信じがたい噂」

にわかじこみ [俄仕込み]1.必要に迫られてから急いで商品を仕入れること。2.当座の間に合わせに急いで覚え込むこと。

にわかあめ [俄雨]急に降り出してすぐにやんでしまう雨。驟雨。

あめ [雨]1.空気中の水蒸気が冷えて雲となり,水滴となって空から降ってくるもの。2.雨の降る天気。雨天。雨降り。3.雨のように続けて降ってくるもの。「血の雨」
[雨が降ろうが槍が降ろうが]たとえどんなことがあっても。
[雨降って地(じ)固まる]争いごとのあったあと,かえ
困難 争いごと

あめ [飴]米・イモなどの澱粉を糖化して作った,粘りけのある甘い食品。
[飴と鞭(むち)]心地よい生活条件と厳しい弾圧を併用する政治技術。
[飴をしゃぶらせる]うまいことを言ったりして一時的に相手を喜ばせておく。

むち [鞭・笞・策]1.牛馬を打って進ませるための革ひもや竹・木・籐などで作った棒。2.人に物を指し示すときに使う細長い棒。3.人を叱ったり励ましたりするためのことばや行為。

むち [無知・無智][名・形動]1.知らないこと。知識がないこと。2.知恵がないこと。おろかなこと。「無知蒙昧(もうまい)」

むち [無恥][名・形動]恥を恥と思わないこと。

むちゃ [無茶][名・形動]1.道理に合わないこと。筋が通らないこと。2.節度がないこと。乱暴なこと。3.程度がはなはだしいこと。

むちゅう [霧中]一面に霧がただよっている中。霧の中。「霧中信号」

むりょく [無力][名・形動]体力・能力・勢力など,何かをなしとげるための力をもたないこと。

あ いたい
あいたい [相対]第三者を入れず,双方が直接向かい合って事を行うこと。

あう [会(遭・逢・遇)う][自] 1.[会・逢]約束して対面する。顔を合わせる。また,偶然に人と出会う。「会うは別れの始め(=この世で出会った人とはいつか必ず別れなくてはならないこと。人生の無常をいう)」 2.[会・逢・遇]物事と出会う。3.[遭]好ましくないことに出会う。ぶつかる。遭遇する。

あう [合う][動][自]1.二つ以上のものが集まって一つになる。合わさる。2.すき間なくぴたりと接する。また,大きさや度合いなどが適合する。3.一致する。特に,話や意見などが一致する。4.基準に一致する。5.好みなどに合致する。また,適合してつり合いがとれる。6.《下に打ち消しを伴って》引き合わない。「割りが合わない」
《動詞の連用形に付いて》1.互いに〜する。「話し合う」 2.互いの動作の結果そうなる。「込み合う」 3.〜して一緒になる。「落ち合う」

いたい [遺体]死んだ人のからだ。なきがら。遺骸。

いたい [異体]1.形や姿がふつうとは違っていること。また,その形や姿。異体(いてい)。2.別のからだ。3.異体字

いたい [痛い][形]1.体に苦痛を感じる。2.《「頭が痛い」「耳が痛い」の形で》精神的に苦痛を感じる。3.手ひどい打撃や被害などを受けたと感じる。
[痛い所を衝(つ)く]弱点や急所をねらって攻め立てる。
[痛いほど]心に痛みを伴うほど,物事に強く感じるさま。痛感するさま。痛く。

いたみ [痛み・傷み]1.[痛]傷や病気で起こる肉体的な苦しみ。苦痛。2.[痛・傷]精神的な苦しみや悲しみ。心痛。苦悩。3.[傷]器物などが傷むこと。また,野菜(特に,果物)に傷がつくこと。損傷。4.[傷]食べ物が腐ること。

いたみいる [痛(傷)み入る][自]相手の親切・好意などに恐縮する。

いたいけ [幼気][形動]心が痛むほど,幼くてかわいらしい。また,弱くていたいたしい。

いたいたしい [痛痛しい][形]見るからに,痛そうなさま。また,気の毒で正視にたえないさま。

かゆい [痒い][形](小さな痛みなどによって)皮膚がむずむずして掻きたいと感じる。

かく [書く・描く・画く][他]1.書き記す。書き付ける。また,あるまとまった内容の事柄を表す。2.語を書き表す。表記する。3.文学などの言語作品を作る。4.絵や図で表す。描(えが)く。5.物の形や運動などがその形を作り出す。描(えが)く。

びょうしゃ [描写][名・他サ変]具体的イメージを伴うようなしかたで,対象を描き出すこと。描き写すこと。

うがつ [穿つ][他]1.穴をあける。掘る。2.物事の真相や人情の機微をたくみにとらえる。3.袴・履物などを身につける。

いく [行く・逝く][動][自]1.ある場所から遠ざかるように進む。2.ある所に向かって進む。3.ある場所を移動する。「夜道を行く」 4.仕事や学習などのために,繰り返しある所に通う。5.そこを離れて,ある組織の一員となる。籍を移す。6.季節・年月などが過ぎ去る。7.死ぬ。8.知らせなどがそこに及ぶ。9.ある状態に達する。「納得が行く」 10.物事が(そういう具合に)行われる。「うまく行く」 11.《「わけにはいかない」の形で》…できない。…することが許されない。12.《「でいく」「といく」の形で》望ましい結果を想定してそれと決める。「この手でいこう」
[補動]1.《動詞連用形+「て(で)いく」の形で》《実質的意味を半ばとどめた用法》(ア)進み行く途中で,ある動作をする意を表す。道すがら〜したあとで,また,行く。「ちょっと寄っていくか」(イ)そのような仕方で,行く。「てくてく歩いていく」(ウ)〜しながら,行く。「荷物を持っていく」(エ)話し手から遠ざかる移動動作であることを表す。「去っていく」 2.時間的・心理的に遠ざかる気持ちを伴いながら,現在(または,基準となる時点)から未来への事態の展開を表す。「夜は深深と更けていく」

なるほど [成る程][感]自分では気づかなかったことを他人に示されて,納得・同意する気持ちを表す。確かに。

なっとく [納得][名・他サ変]他人の考えや行為などをもっともだとして認めること。

がってん [合点][名・自サ変]同意すること。納得すること。また,承知してうなずくこと。がてん。

しょうち [承知][名・他サ変]1.相手の依頼・希望・命令などを聞き入れること。2.くわしい内容や事情をよくわかっていること。3.《「承知しない」の形で》許さない。勘弁しない。

りかい [理解][名・他サ変]1.物事の道理がわかること。意味・内容などを正しく判断すること。2.他人の立場や気持ちをくみとること。

あこがれる [憧れる・憬れる][自]理想とする物事・事物や人などに強く心をひかれる。特に,強い思慕の念を抱く。憧憬する。

しびれる [痺れる][自]1.強い刺激を受けて体の感覚がなくなる。麻痺する。2.電気などにふれて,びりびりっと震える。3.強い刺激を受けて頭の感覚がなくなったかと思うほどに興奮する。陶酔する。
[しびれが切れる]長く座っていたために足の感覚がなくなる。しびれを切らす。
[しびれを切らす]しびれが切れる。あまり長く待たされて我慢できなくなる。待ちきれなくなる。

まひ [麻痺・痲痺][名・自サ変]1.しびれて感覚が失われること。2.神経系の障害によって,運動機能や知覚機能が失われること。3.本来の機能や働きが停止すること。

とうすい [陶酔][名・自サ変]1.気持ちよく酒に酔うこと。2.心を奪われてうっとりすること。

うばう [奪う][他]1.他の所有物を一方的に取り上げ(て自分の物にす)る。奪い取る。2.他の有するものを一方的に取り去る。奪い去る。3.スポーツなどで争って,勝利の証しとなるものを獲得する。また,得点を挙げたり決定的な攻撃を加えたりする。4.興味や関心を強く引きつける。夢中にさせる。

りそう [理想]人が考えることのできる最もすばらしい状態。実現をめざす最高目標。

むそう [無双]1.二つとないこと。2.衣服の表裏を同じ布地で仕立てること。

むそう [夢想][名・他サ変]1.夢の中で思うこと。また,夢を見ること。2.夢のようにあてもないことを心の中で思い描くこと。空想すること。

くうそう [空想][名・他サ変]現実をはなれて,頭の中であれこれと想像すること。また,その想像物。

くそ [糞・屎]1.大便。糞(ふん)。2.分泌物が乾いたもの。3.《「…もくそもない」などの形で》そんなことは問題にならない意を表す。
[感]思うようにならないとき,人をののしるとき,自分を奮起させようとするときなどに発する語。くそっ。
[接頭]1.その度が過ぎている意を表す。「くそまじめ」2.卑しめ,ののしる意を表す。「くそ坊主」
[接尾]卑しめる気持ちを表す。また,その語の意味を強める働きをする。「へたくそ」

むそう [無想]仏教で,心に何も思わないこと。心中の想念をすべて消し去ること。心に何も思わないこと。

そむ [染む][自]心が引きつけられる。気に入る。「意に染まない仕事」

そむく [背く・叛く][自]1.規則・約束・教えなどに反する行動をとる。2.国家や主君に異を唱えて敵に回る。叛逆(はんぎゃく)する。〜を裏切る。3.背を向けてその人のもとを去る。4.期待される予想とは異なった行動をとる。また,そういう結果になる。〜を裏切る。

そむける [背ける][他]顔や目を対象からそらして,よそに向ける。

かんか [感化][名・他サ変]影響を与えて考えや行動を変えさせること。

かんか [看過][名・他サ変]見過ごすこと。見逃すこと。