ジダレ

しさ [示唆][名・他サ変]それとなく教え示すこと。ほのめかすこと。じさ。

たまむしいろ [玉虫色]光線の具合によって緑色や紫色に変わって見える染め色・織り色。どうにでも解釈できる曖昧な表現などのたとえにも使う。

にじ [虹]雨上りなどに,太陽と反対側の空に現れる円弧状の帯。

にじみでる [滲み出る][自]1.液体がしみて少しずつ表にあらわれる。2.人の性格・感情・経験などが,自然に表にあらわれ出る。

にじゅう [二重]二つのものが重なること。二つのことが重なること。

かさなる [重なる][自]1.同種のものが層をなすようにかぶさり加わる。2.同種の物事・事柄がさらに加わる。特に,日時を同じくして物事が起こったり行われたりする。かちあう。ぶつかる。3.同一のものとして,二つのものが符合する。一致する。

かさ [笠]1.頭にかぶり,雨・雪・日光などを防ぐもの。2.笠の形に似たもの。
[笠に着る]他人の権威を利用して大きな態度をとる。

かさ [傘]雨・雪・日光などを防ぐために,柄(え)を持って頭上に差しかざすもの。さしがさ。

かさ [嵩]物の大きさや分量。体積。容積。
[嵩に懸かる]1.勢いにのって攻めかかる。2.優位な立場などを利用して高圧的な態度をとる。

かさ [瘡]皮膚のはれものやできもの。また,かさぶた。[俗]梅毒。

ぶたい [部隊]1.軍隊の一部を構成する隊。2.共通の目的をもって集団で行動する人々の集まり。

ぶたい [舞台]1.演劇・音楽・舞踊などを演じるために設けられた場所。また,そこで行われる演技・演奏。2.腕前を発揮する場。3.物語などが進行する場。

ぶたばこ [豚箱][俗]留置場。

はこ [箱・函・匣・筥]1.物を入れるための(多くは方形の)器。2.列車・電車などの車両。3.三味線を入れる容器。また,三味線。

しゃみせん [三味線]邦楽の演奏に使う三弦の弦楽器。三弦。さみせん。
[俗]勝負事などで,相手の裏をかくためにあらぬことを言ってごまかすこと。

そうじ [相似]1.[自サ変]形・性質などが互いによく似ていること。2.二つの図形が,一つの図形を拡大または縮小すると一方の図形に完全に重ね合わせることができる関係にあること。3.異種の生物の器官で,発生起源は異なるが同じ機能をもつためにその形態が似ていること。鳥のつばさと昆虫のはねなど。

かいそう [階層]社会を構成する人々を職業・収入・財産・学歴・年齢などで分けたとき,社会的地位・経済的地位がほぼ同程度とされる人々の集団。
かいそう [改装][名・他サ変]装飾・設備などを変えること。
かいそう [改葬][名・他サ変]一度葬った遺体や遺骨を別の場所に葬り直すこと。
かいそう [回想][名・他サ変]過去のことを思い返すこと。
かいそう [壊走・潰走][名・自サ変]戦いに敗れ,散り散りになって逃げ去ること。
かいそう [快走][名・自サ変]気持ちがよいほど速く走ること。
かいそう [回送・廻送][名・他サ変]送られてきたものを,改めて他の場所に送ること。電車・バスなどを,客を乗せないで他の場所へ動かすこと。
かいそう [回漕・廻漕][名・他サ変]船で荷物などを運送すること。また,船による運送。かいそう [海草]海中に生える種子植物の総称。
かいそう [海藻]海中に生える藻類の総称。
かいせん [海鮮]新鮮な魚介類。

かいせん [回船・廻船]旅客や貨物をのせて港から港へ運んで回る大きな和船。回漕船。

かいせん [回線]電信・電話などの信号が通る回路。伝送路。

かいせん [改選][名・他サ変]議員・役員などの任期が満了したとき,改めて次期の者を選挙すること。

かいせん [疥癬]ヒゼンダニの寄生によって起こる伝染性の皮膚病。

かいせん [開戦][名・自サ変]戦争を始めること。

どん [鈍][名・形動]感覚がにぶいこと。動作がのろいこと。

ドン1.スペイン・イタリアなどで,男性の名前の前につける敬称。2.首領。ボス。

ぬすむ [盗む][他]1.他人のものをひそかに取って自分のものにする。2.他人の作品や考えをひそかにまねて自分のものにする。盗作・盗用する。剽窃(ひょうせつ)する。3.他人の情報をわきからひそかに取って自分のものにする。4.技芸や技術などを見よう見まねで学び取る。5.《多く「「盗んで」の形で》(ア)人に知られないようにこっそり何かをする。ごまかす。(イ)わずかの時間をやりくりして何かをする。6.野球で,盗塁をする。

ひょうせつ [剽窃][名・他サ変]他人の文章・作品・学説などを盗用し,自分のものとして発表すること。

ひょういつ [飄逸][名・形動]世俗のわずらわしさなどにとらわれず,のびのびしていること。

どういつ [同一][名・形動]1.同じであること。2.差がないこと。等しいこと。

ひょうい [憑依][名・自サ変]霊などがのりうつること。

のりうつる [乗り移る][自]ある乗り物から降りて,別の乗り物に乗る。神霊・もののけなどが人間にとりつく。

とりつく [取り付く][自]1.離れないようにしっかりとつかまる。すがりつく。「取り付く島もない(=頼りにする手がかりがなく,どうすることもできない)」 2.しっかりと組みつく。3.物事をし始める。とりかかる。4.魔物などが人にのり移る。つきものがつく。5.ある考えや感情が頭から離れなくなる。

とうえい [投影][名・他サ変]1.[自サ変]物の影が平面上に映ること。また,平面上に映し出すこと。また,その影。2.[自サ変]ある物事が他の物事に反映して現れ出ること。また,反映させて現すこと。

とうえい [投映][名・他サ変]スライドなどを画面に映し出すこと。投影。

えいが [映画]撮影したフィルムの画像をスクリーンに連続して映し,姿形や動きを再現するもの。

えいが [栄華・栄花]権力や財力を得て,はなやかに栄えること。

みる [見(観/視/看/診)る][動][他]1.目の働きによって物の存在や動きをとらえる。2.絵図・写真や文字列などに目を通して,その内容をつかむ。3.観戦したり鑑賞したり見物したりする。
4.《「夢をみる」などの形で》眠っている最中に脳内にあるイメージを作り出す。5.舌や手などの感覚によって物事を知る。「湯加減を見る」
6.占う。7.[診]医者が診察する。8.人の世話をする。
9.《「見ている」の形で》注意して見守る。10.周りの状況や相手の反応などを注意深くうかがう。11.周りの状況にてらしてある判断を下す。「社長は今が規模拡張のチャンスだと見ている」12.人柄・能力のよしあしやものの価値をきちんと判断する。「人を見る目がない」
13.あることを体験する。…の目に遭う。「痛い目を見る」
14.ある現象の成立を観察報告する側から客観的にいう。〜が見られる。「壁の一部に損傷を見るも危険はない」 15.決定的な物事の成立を観察報告する側から重々しくいう。〜が成立する。「大作はその一年後に完成を見た」
16.時間的ゆとりを計算に入れる。「締切日は一週間の余裕を見て設定した」 17.からすると。からいうと。「実績から見て,優勝は間違いない」
[補動]1.試しに…する意を表す。「一口だけ食べてみよう」2.次のことが実現・成立するための条件(確定条件)を表す。「歩いてみると一時間もかかった」
3.…の立場に立って(身になって)考えるとの意を表す。…としては。…にしては。「彼らにしてみれば,実に迷惑なことだろう」
[見ぬが花]物事は実際に見ないであれこれ想像しているうちが楽しいということ。聞かぬが花。
[見も知らぬ]「見知らぬ」を強めていう。少しも知らない。
[見る影も無い]見るにたえないほどみじめなさまをいう。

ミルク乳。特に,牛乳。「コンデンスミルク」の略。

く [苦]くるしみ。

にがい [苦い][形]1.舌が刺激され,口をゆがめたくなるような味を感じる。2.不愉快であるさま。また,つらくて苦しいさま。

にがす [逃がす][他]1.捕らえていたものを放して自由にする。また,逃げるのを手伝って逃げさせる。2.捕らえようとしたものをつかまえそこなう。のがす。
[逃がした魚(さかな)は大きい]一度手に入れかけて失った物は,惜しさのために実際より大きく見えるものだ。釣り落とした魚は大きい。逃げた魚は大きい。

さかな [魚]うお。魚類。

さかな [肴]1.酒を飲むときのつまみ。酒のさかな。2.酒席に興を添えるための歌・踊り。また,恰好の話題。

さかなで [逆撫で][名・他サ変]1.髪の毛などを生えている方向と逆の方向になでること。2.わざと相手の気にさわるような言動をとること。

コーヒー1.コーヒーノキの種子を煎って粉末にしたもの。また,それを熱湯で煎じた飲み物。2.コーヒーノキの種子。コーヒー豆。

ねむる [眠る・睡る][自]1.目を閉じて,体や意識の活動が一時的に休止した状態となる。寝る。2.死ぬ。永眠する。また,埋葬されている。3.活動をやめて静かな状態になる。4.活用されない状態のままにある。
さます [冷ます][他]1.熱い物の温度を下げて,熱くなくする。2.高ぶっていた感情や興味を衰えさせる。

さます [覚ます・醒ます][他]1.《「目をさます」の形で》(ア)眠っていた状態から意識のはっきりした状態になる。目が覚める。(イ)精神的に目ざめる。覚醒する。
2.(ア)眠っていた状態から意識のはっきりした状態にする。目ざめさせる。(イ)精神的に目ざめさせる。覚醒させる。3.意識をしっかりさせるために,眠けや酒の酔いを取り去る。なくす。

こ [子・児]1.親から生まれた人。また,養子・継子など,実子と同じ立場にある人。子供。2.年少の男女。幼い者。3.若い人。4.動物の生まれて間のないもの。5.魚などの卵。6.植物の幹・根などから生じたもの。7.従属的なもの。「子会社」 8.利子。利息。「元も子もなくす」
[子は鎹(かすがい)]子供の存在は夫婦の仲を和やかに保つばかりか,危うくなった縁をもつなぎとめてくれるものだということ。
[子は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)]親は子供を思う心に引かれて一生自由を束縛されるものだということ。
[子を持って知る親の恩]自分が親の立場になると,はじめて自分を育ててくれた親の有り難さがわかるということ。

こ [弧]1.ゆみ。ゆみのように曲がった形。2.数学で,円周や曲線の一部分。
ゆみ [弓]1.矢をつがえて射るための武器。「弓を引く(=矢を射る。転じて,そむく。反逆する)」「弓折れ矢尽きる(=力尽きて敗れる。刀折れ矢尽きる)」 2.弓術。3.擦弦楽器の弦を奏するための道具。

こ [個]一つの物。また,一人の人間。

こ [小][接頭]1.形や規模が小さい意を表す。「小部屋」 2.量などが少ない,わずかな,などの意を表す。「小銭(ぜに)」 3.程度が少ない,また,程度が軽い意を表す。「小ぜり合い」 4.それよりやや少ないが,ほぼそのくらいである意を表す。「小一時間」 5.ちょっとしたものである意,また,どことなくそのように感じられる意を表す。「こぎれい」 4.まだ一人前ではない,大したものではないとして軽んじる意を表す。「小役人」 5.それに続く動作・作用がちょっとである意を表す。「小耳にはさむ」

こ [故][接頭]《姓名や称号などの上に付いて》既に死んでいることを表す。

こ[接尾]1.…のこと,…すること,の意を表す。「できっこない」 2.互いに同じ動作をする,同じ動作を競い合う,などの意を表す。「駆けっこ」 3.…の状態である,の意を表す。「ぺしゃんこ」 4.小さいの意,または親しみの情を表す。「にゃんこ」 5.話しことばや俗な言い方の語をつくる。「隅っこ」

コール1.呼びかけること。また,かけ声。2.[自他サ変]電話などで相手を呼び出すこと。また,通話。3.[自他サ変]トランプで,相手の札を出すように要求すること。4.金融機関相互でごく短期間,資金を貸借すること。

こる [凝る][自]1.物事に興味を持って夢中になる。熱中する。2.細かい点にまでこだわって,自分の好みや美意識を追求する。3.筋肉が張って固くなる。

こおる [凍る・氷る][自]寒さのため液体(特に,水)が固体になる。固く凍結して動かなくなる。

こう [功]1.すぐれた仕事。てがら。「功成り名遂げる」 2.ききめ。効果。「功を奏する(=成功する)」

こう [甲]1.表面をおおう硬い殻状のもの。こうら・よろい・かぶとなど。2.手のひら,足の裏の反対側。3.十干の第一。きのえ。4.成績・等級などの第一位。5.複数の物や人を区別するとき,その名の代わりに使う語。「雇用者を甲,被雇用者を乙とする」

こう [効]ききめ。

こう [幸]運がよいこと。しあわせ。さいわい。「幸か不幸か」

こう [香]よいにおいを出すもの。たきもの。香木や練り香。
かおり [香り・薫り]よいにおい。(すぐれた)特性の示す雰囲気。

こう [候]時節。時季

こう [項]1.文章などのひとまとまり。2.数学で,数式・数列などを構成する各要素。

こう [稿]詩文などの下書き。

こう [講]1.法会。会式(えしき)。2.神社・仏閣への参詣や寄進を目的とした信者の団体。3.貯蓄や融資のために組織した相互扶助の団体。

こう [恋う][他]1.異性に思いを寄せる。2.懐かしく思う。

こう [請う・乞う][他]ある物を与えてくれる(また,ある事をしてくれる)ように相手に願い求める。

こい [濃い][形]1.色合いが強く,くっきりと際立っているさま。2.成分の濃度が高い。特に,味の刺激が強い。濃厚だ。3.密度が高い。特に,そのために先の見通しがきかない。4.そのような傾向や可能性が高い。濃厚だ。強い。5.思いやる気持ちが強い。6.関係が深い。濃厚だ。濃密だ。
7.[俗]どぎついくらいに印象的なさま。

ひ [日]1.太陽。「陽」とも。2.太陽の光線。日ざし。日光。「陽」とも。3.日の出から日没まで。昼間。4.一日。一昼夜。5.ある特定の一日。6.定めておいた日時。日限。7.過去の,ある時期・時代。ころ。8.天候の模様。日和。9.《「…した日には」「…ときた日には」の形で》…した場合には,の意を表す。
[日が浅い]日数があまりたっていない。
[日暮れて道遠し]年をとってしまったのに,まだ少ししか目的を達していないことのたとえ。期限が迫っているのに,仕事が一向にはかどっていないことのたとえ。

ひ [火]1.光や熱を発しながら燃えている状態にあるもの。また,その炎。多く煙を伴う。2.高温・高熱の状態にあるもの。3.火事。
[火が付いたよう]1.赤ん坊が激しく泣くさま。2.あわただしいさま。
[火に油を注ぐ]勢いの激しいものに,さらに勢いを加えることのたとえ。
[火の無い所に煙は立たぬ]うわさが立つのは,何かしらその原因があるからだということ。
[火を見るよりも明らか]明白で疑う余地がないさま。明々白々。

ひ [灯]物を照らす光。あかり。ともしび。
ひ [比]1.くらべてみて同等・同類であること。2.二つの量または数をくらべたとき,一方が他方の何倍あるいは何分のいくつに当たるかという関係。

ひ [妃]皇族や王族の妻。きさき。

ひ [否]そうではないと打ち消すこと。同意しないこと。

ひ [非]1.正しくないこと。道理にあわないこと。2.あやまち・欠点があること。「非の打ち所がない(=まったく欠点がない)」
[接頭]そうではない意,否定の意を表す。「非公式」

ひ [秘]人に知られてはならないこと。また,人に知られないようにかくすこと。「秘中の秘」

ひ [碑]後世に伝えるために事のいわれや先人の功績などを石に刻んで建てたもの。いしぶみ

ひ [緋]明るい朱色。あか。あけ。「緋の衣(ころも)」

ひ [曾][接頭]祖父母の親または孫の子など,三代離れた関係であることを表す。ひい。「曾孫」

he[代]彼は,彼が.[名]男,雄.

ひいでる [秀でる][自]1.他より特にすぐれている。ぬきんでる。2.いちじるしく目立つ。

ひいては [延いては][副]それがもとになって,その結果。さらには。

ひいき [贔屓][名・他サ変]自分の気に入った者を特に引き立てて支援すること。また,その引き立てる人。「贔屓の引き倒し(=ひいきにし過ぎて,かえってその人を不利に導くこと)」

ひいく [肥育][名・他サ変]食肉用の家畜・家禽をふとらせるために,運動を制限し,良質の飼料を与えて飼育すること。また,その飼育法。

コンデンスミルク[]牛乳に砂糖を加え,煮詰めて濃縮したもの。加糖練乳。糖乳。

さとう [砂糖]菓子・料理などに多く使われる甘味料。シュガー。

とうしつ [糖質]糖を主成分とする物質。炭水化物。

とうしつ [等質][名・形動]1.二つ以上のものの質が同じであること。2.どの部分も性質・成分が同じであること。

さとう [左党]1.急進的な政党。左翼政党。酒の好きな人。2.酒飲み。左利き。

さ [差]1.へだたり。違い。2.ある数からある数を引いた残りの数。

とう [糖]水に溶けやすく,甘みのある炭水化物。糖類。「尿に糖が出る」

とう [当]1.道理にかなっていること。そうあるべきこと。「当を得た答え」 2.いま話題にしている物事。「当の本人」

とう [党]1.複数の人が共通の目的などによって結びついた集団。仲間。2.政治上の主張を同じくする人々の集団。

とう [塔]1.仏骨を安置するために築く高い層状の建造物。また,死者の供養や報恩のために築く建造物。2.細く高くそびえる建造物。

とう [薹]アブラナ・フキなどの花茎。
「薹が立つ(=野菜などの花茎が伸びてかたくなり,食用に適さなくなる。転じて,人の盛りが過ぎる)」

とう [籐]ヤシ科のつる性植物の総称。乾燥した茎は軽くて弾力性に富み,椅子・かごなどの材料に利用される。

とう [問う][他]1.知りたいことを相手に聞く。また,質問して相手の考えなどを聞き出す。尋ねる。2.問題として取り上げ(て厳しく追及す)る。3.それだけの能力や価値があるかどうかを問題とする。4.《下に打ち消しを伴って》ある資格・条件などを問題とする。考慮に入れる。
[問うに落ちず語るに落ちる]問われたときは用心して本心を漏らすことはないが,かえって何気なく話しているときに,うっかり漏らしてしまうものだ。語るに落ちる。

とう [等][接尾]同種のものを並べあげて,そのほかにもまだあることを表す。など。

ぎゅうにゅう [牛乳]乳牛からしぼりとった白色の乳汁。ミルク。

うし [牛]ウシ科の哺乳類。
[牛に引かれて善光寺(ぜんこうじ)参り]他人に誘われて知らぬうちによい方へ導かれることのたとえ。
[牛の歩み]進み方がおそいことのたとえ。牛歩。
[牛は牛連れ馬は馬連れ]似たものどうしは集まりやすいことのたとえ。また,似たものどうしが集まると物事がうまくいくことのたとえ。

ぽっくり[副]1.人が突然に死ぬさま。2.馬などがゆっくり歩くさま。また,その音を表す語。

うしなう [失う・喪う][他]1.持っていたものや身に備わっていたものなどがない状態になる。なくす。失する。2.得ようとして取り逃がす。3.奪われてなくなる。4.進むべき道などがわからなくなる。なくす。失する。5.亡くす。死に別れる。6.《「〜たるを失わない」の形で》その資格を十分に備えている。

ぼう [棒]1.細長い木・竹・金属などで,ふつう手に持てるほどの大きさのもの。「足が棒になる(=ひどく疲れる)」「一年を棒に振る(=だめにする。無駄にする)」 2.まっすぐな線。3.指揮棒。タクト。

stick〈1〉棒切れ,木切れ;(切り取った)小枝,そだ;(スキーの)ストック,(ゴルフの)クラブ;≪英≫ステッキ.棒状のもの,[菓子などの]棒,[野菜の]茎,じく.こん棒;(体罰用の)むち;≪英≫むち打ち;厳しい処置;非難.≪略式≫(家・家具の)材木;(粗末な)家具.[動](他)<植物>に支柱を立てる,そえ木をする.
stick〈2〉[動](他)…を突き刺す;…(の一部)に突き刺さる;…を刺し殺す.≪略式≫…を貼り付ける,固定する;…を(のりなどで)くっつける.…を突っ込む;…を突き出す;≪略式≫<物>を置く.<人・車など>を動けなくする,<仕事など>を行き詰らせる.≪略式≫…を困らせる,当惑させる.(自)突き刺さる;くっつく;突き出る,はみ出る.<車・戸などが>動かなくなる,はまり込む;しがみつく;留まる,居残る.《stick to O》(1)<主義・決定など>を堅持する,固守する;≪英≫<人など>に忠実である.(2)<主題など>からそれない;≪米≫…を最後までやり遂げる;…にぴったりとついている.[名]一刺し,一突き;≪略式≫粘着力[性];停止,休止.

ぼうあんき [棒暗記][名・他サ変]意味を考えないで,文章をそのままおぼえること。丸暗記。

ぼう [某]人の名や場所・時などを,不明な場合,またそれをわざとはっきり示さない場合に使う語。

そう [僧]出家して仏門に入った人。僧侶。
そう [沿う][自]長く続いているものに,そのそばを離れないように付き従う。

そう [添う・副う][自]1.そばから離れずにいる。ぴったりつく。2.親しく交際する。3.夫婦になる。4.期待や目的に当てはまる。かなう。合う。適合する。

そう [躁]気分や意欲が高揚すること。「躁状態

ぼうそう [暴走][名・自サ変]1.規則などを無視して乱暴に走ること。2.運転者のいない乗り物がひとりでに走り出すこと。3.周囲の状況や他人の思惑を考えないで勝手に物事をおし進めること。4.コンピューターが異常な動作をして制御不能になること。

なぐる [殴る・撲る・擲る][動][他]相手に攻撃を加えるために,こぶしや棒で乱暴に打つ。 《動詞の連用形に付いて》乱暴に行う意を表す。「書きなぐる」

かねる [兼ねる][動][他]二つ以上の機能や性質をもつ。
1.…することができない。…することが難しい。2.…しない(…にならない)とは言い切れない。…する(…になる)かもしれない。

かね [金]1.金銭。貨幣。おかね。2.金属の総称。金・銀・鉄・銅など。

かう [買う][他]1.購入する。あがなう。2.他の所有や使用に供するために代金を払う。3.自分がしたことがもとになって,好ましくないことを身に受ける。「仲間の顰蹙(ひんしゅく)を買う」4. 評価する。5.進んで引き受ける。6.進んで求める。

うる [売る][他]1.代金と引き換えに品物や権利などを相手に渡す。2.自分の利益のために,国・組織・仲間や,自分の心などを裏切る行為をする。売り渡す。3.相手にある行為をしかける。4.自分のことを広く知らせるようにする。

うる [得る][動][他]「得(え)る」の文語形。「大いに得るところがあった」 《動詞の連用形に付いて》…できる。「こんなことがありうる(=える)だろうか」

える [得る][動][他]1.自分のものにする。獲得する。2.好ましくない物事を身に受ける。3.力や想念・霊感などが与えられる。それを自分のものとする。4.相手から許諾や賛同などを受ける。5.その時期・場所・気持ちなどにうまくかなっている。「時宜を得た(=タイミングがぴったりの)企画」 6.可能の意を表す。「解散もやむを得ない」 《動詞の連用形に付いて》可能の意を表す。…できる。…うる。「言い得て妙」

える [選る・撰る][他]選ぶ。選び取る。

かう [飼う][他]えさを与えて,動物を養いそだてる。飼育する。

かう [交う][動]《動詞の連用形に付いて》すれ違うように…する,互いに…する,の意を表す。

かる [刈る・苅る][他]一面に生えそろっているものを道具を使って切り取る。

かる [狩る][他]1.鳥獣を追って捕らえる。狩りをする。2.[古風な言い方で]花や草木を観賞するために捜し求める。

かる [駆る・駈る][他]1.家畜をせき立てて追う。追い立てる。駆り立てる。2.ある行動をするように強くしむける。駆り立てる。3.乗り物を速く走らせる。急がせる。4.《多く「…の余勢[勢い]を駆って」の形で》あり余った力の勢いに乗って。5.ある情念に動かされる。駆り立てられる。

かいたい [拐帯][名・他サ変]人から預かった金品を持ち逃げすること。

かいたい [懐胎][名・他サ変]身ごもること。妊娠。懐妊。

かいたい [解体][名・他サ変]1.[自サ変]組み立ててある物が分解してばらばらになること。また,ばらばらにすること。2.[自サ変]組織などがばらばらにくずれて機能を失うこと。また,ばらばらにくずして機能を失わせること。3.死体を解剖すること。

じぶん [時分]1.だいたいの時・時期。ころ。2.ちょうどよい時期。時機。

じぶん [自分]その人自身。自己。おのれ。[代][一人称の人代名詞]わたくし。

じしん [自身]1.みずから。自分。2.《名詞や代名詞に付いて》その人(もの)自体。それ自体。

じしん [地震]火山活動・地殻の変動などによって大地が震動する現象。

じしん [自信]自分の能力・価値や自分の言行の正しさなどをみずから信じること。

じぶんかって [自分勝手][名・形動]他人のことは考えず,自分の都合だけを考えて振る舞うこと。身勝手。手前勝手。

かって [勝手]1.[形動]他人のことは考えず,自分のしたいようにふるまうこと。2.台所。3.暮らし向き。家計。4.何かを行うのに,都合がよいこと。「使いがってがいい」 5.内部の事情。様子。

だいどころ [台所]1.おもに家庭で,食べ物を調理したり食事の後片づけをしたりする部屋。炊事場。キッチン。だいどこ。2.家計。また,そのやりくり。

じじょう [事情]物事のなりゆきや様子。事の次第。

じじょう [自浄]1.川・海・大気などの自然物が,それ自体の働きで清らかになること。2.組織などが,内部の腐敗したところを自力で改めること。

じじょうじばく [自縄自縛]自分の言動によって自分自身の動きがとれなくなること。

じばく [自爆][名・自サ変]自分の乗っている飛行機や艦船を自ら爆破すること。

ばくはつ [爆発][名・自サ変]1.物質の急激な化学的・物理的反応によって体積が著しく増大し,激しい勢いで破裂すること。また,その現象。2.おさえていた感情が激しい勢いで外に現れること。

しりょう [死霊]死者の魂。また,死者の怨霊(おんりょう)。しれい。

しりょう [資料]研究・調査などの基礎となる材料。データ。

しりょう [史料]歴史を研究するための材料。

しりょう [試料]検査・分析・試験などの対象として使う材料。サンプル。

しりょう [飼料]家畜に与えるえさ。

かちく [家畜]人間が生活に役立てるために飼育・繁殖させている動物。

どれい [奴隷]人間としての権利・自由を認められず,他人の私有財産の一つとして扱われた人。

にんげんてき [人間的][形動]人間の性格・感情・行動などに関するさま。また,人間らしい知・情・意を豊かにそなえているさま。

ゆたか [豊か][形動]1.満ち足りているさま。十分にあるさま。2.心にゆとりがあって,のびのびしているさま。3.ふっくらと量感のあるさま。ゆったりしているさま。

ち [知]物事を見抜き,考える能力。「知は力なり」

ち [血]1.血液。「血の雨を降らす(=争いなどのために多くの人の血が流されることのたとえ)」 2.血筋。血縁。血統。「血がつながる(=血縁関係にある)」「血は争えない(=子の性格・性質が親のそれとそっくりである)」 3.人情・活力などの源となるもの。「青春の血がたぎる」
[血が通う]人間的な温かみがこもる。
[血が騒ぐ]気持ちが高ぶって,落ち着いていられなくなる。
[血が沸く]感情が高揚する。
[血で血を洗う]肉親どうしが争う。殺傷に対して,殺傷で対応する。
[血と汗の結晶]大変な苦労をして,ようやく得ることのできた成果。
[血の出るよう]並大抵ではない努力をするたとえ。血の滲(にじ)むよう。
[血も涙も無い]人間らしい思いやりがまったくない。冷酷無比である。
[血湧き肉躍る]興奮して,勇気がわいてくる。
[血を見る]争いによって死傷者が出る。
[血を分ける]血縁の関係にある。

ち [地]1.天におおわれた,広く続く土地。地上。地面。「地の果て」 2.特定の場所。「地の利に恵まれる」 3.物の下の部分。

ち [乳]1.ちち。乳汁(にゅうじゅう)。「貰(もら)い乳(ぢ)」 2.乳房。乳首。3.旗・幕・羽織などの縁につけた,竿やひもを通すための小さな輪。4.釣鐘の表面にある,いぼ状の突起。

じょう [情]1.物事に感じておこる心の動き。2.相手を思いやる心。まごころ。3.異性を愛する気持ち。4.おもむき。味わい。

い [意]1.心に思っていること。気持ち。思い。考え。「意を決する(=決心する)」 2.ことばの表す内容。わけ。
[意に介する]気にかける。気にする。
[意を尽くす]意見・考えを十分に言い表す。

い [衣]着るもの。きもの。

どうぶつてき [動物的][形動]その人の性質・行動などが動物としての本能に基づいているさま。また,言動がけもののように粗暴なさま。

しょくぶつ [植物]動物界・植物界・微生物界に大別されたとき,植物界に属する生物。一般に移動力はなく,葉緑素などによって光合成を行う。

びせいぶつ [微生物]顕微鏡で拡大しなければ観察できない微細な生物。細菌・酵母・原生動物など。

きかいてき [機械的][形動]1.機械で動くさま。また,機械に関するさま。2.機械が動くように,型通りに一つの方式で物事を処理するさま。

むし [虫]1.人・獣・鳥・魚介類以外の小動物の総称。(ア)昆虫。(イ)鈴虫・松虫など,美しい声で鳴く昆虫。(ウ)人に害を与える小動物。2.人体内にすむ寄生虫やノミ・シラミ・シミなどの害虫。人間の体内にあって,気分・感情・心理などを左右すると考えられているもの。「虫が知らせる(=なんとなく予感する)」 3.一つのことに熱中する人。4.《他の語の下に付いて》そのような性質・性向をもつ人をあざけって言う語。「弱虫」

むし [無私][名・形動]私心のないこと。私利・私欲を求める心のないこと。

むし [無視][名・他サ変]そこに存在するもの,また,存在するものの価値を認めないこと。

むす [生す・産す][自]草・苔などが生える。生じる。

むす [蒸す][自]蒸し蒸しする。[他]蒸気を当てて物を熱する。また,そのようにして食べ物を調理する。

うごく [動く][自]1.その場にじっとしていない。静止していない。2.位置が変わるような動作をする。3.自然現象や生理作用として,活動がある。4.力を加えられた物体が,静止状態から運動状態に移る。5.固定したものが前後左右上下に位置を変える。揺れる。揺らぐ。6.体や機械(の一部)が静止していないで,ある働きをする。7.物事が別の状態に変わる。変化する。変動する。8.心が動揺する。9.目的に添って行動する。活動する。10.お金が人手から人手へと渡る。伝わり流れる。

いのち [命]1.生物が生きている限りもち続け,死とともに消滅するもの。すべての活動の源泉となる。2.生命。生命を限りある長さをもったものとしていう語。3.唯一のよりどころとなる,最も大切なもの。
[命あっての物種(ものだね)]何事も命があって初めてできるものだ。死んでてできるものだ。死んでは何もできないから,命を大切にしなければいけないということ。
[命が磨(す)り減る]寿命が縮む。
[命の親]「命の恩人」を大切な親に見立てていう語。
[命の洗濯]日ごろの苦労を忘れるための保養・気晴らし。
[命の綱]生きて行くのに最も頼りとななるもの。
[命を削る]寿命を縮める。

かみ [神]1.人知を超えた存在として畏怖・崇拝され,信仰の対象となるもの。2.人格化されて神話・伝説などに登場し,超能力をもって活躍するもの。3.神社にまつられた死者の霊。
ゴイム

ごい [語意]ことばの意味。語義。

ごい [語彙]1.ある言語体系・地域・分野・作者・作品などで用いられる語の全体。また,それを収録して配列した書物。2.ある人が用いる語の全体。

かち [価値]物事や行動がどれくらい有用であるかという程度。値打ち。

かち [勝ち]勝つこと。勝利。
[勝ちに乗ずる]勝った勢いに乗って,そのまま物事を行う。勝ちに乗る。

まけ [負け]1.負けること。敗北。2.勝負事などで,負けて損をした分。

おまけ [お負け][自他サ変]1.値引きをすること。2.値引きの代わりに,景品をつけること。また,その景品。3.あることにさらに付け加えること。また,そのもの。

つくる [作る・造る・創る][他]1.[作・造]原料・材料・素材などに手を加えたり部品を組み立てたりして,あるまとまったものを新たに生み出す。2.[作・造]組織・制度・仕組みなどを新しく生み出す。3.[作](苦心や努力によって)ある環境や雰囲気などを生み出す。
4.[作]次世代の生命体を新しく生み出す。「子供を作る」 5.[作](教育や訓練によって)好ましい人材や健全な精神・肉体を生み出す。6.[作]土を耕すことによって作物を育てる環境を生み出す。また,それによって作物を生産する。
7.[作]素材に手を加えて別のものに変える。〜にする。8.[作]あるところに新たに特徴的なあるものを生じさせる。「眉間に傷を作る」9.[作]新たに財産を築いたり資金を調達したりする。10.[作]ある特徴的な事柄を新たに生み出す。「前例を作る」 11.[作]物事の原因や基盤を新たに生み出す。「初代が発展の基礎を作る」
12.[作]そういう立場や対人関係にある人を新たに生み出す。「友達を作作る」 13.[作]ことさらにそういう表情や態度をする。また,口実やうその話などをこしらえる。
14.[作]複数のものが寄り集まって,あるまとまった形のものを生じさせる。「円陣を作る」 15.[作]人が体(の一部)を使って,文字や図形を生じさせる。16.[作]そういう時間や状況を生じさせる。「お会いする機会を作って下さい」 17.[作]ある行為によって貸し借りの関係を生じさせる。「相手に貸しを作る」 18.《「罪を作る」の形で》ある行為によって罪を生じさせる。罪を犯す。
19.《「時を作る」の形で》鶏が鳴いて朝が来たことを告げる。